AIが作ったロードマップ通りにプロダクト開発したら本当に成功するのか検証してみた①

1. イントロダクション


僕は今、この記事を書いているEvameというプロダクトを開発している。

記事を書くと対訳がつくサービスで、世界中の人達が知識や物語を共有することを促進し、人類の進歩に貢献することを目的としている。

ユーザ名の下にある言語選択欄を英語にしてもらえば英語版が読めるはずだ。

だが僕はエンジニアで、プロダクトのマーケティングやマネジメントは初心者でわからない。開発を始めて数ヶ月経つが、どうすれば人を集め、マネタイズし、プロダクトを運営し続けられるかわからないのが現状だ。

なのでAIにロードマップを作成してもらい、そのとおりにプロダクトを開発することにした。AIにプロダクトマネージャになってもらう。

AIは今最も賢いモデル、ChatGPTのo1 proを使用した。

三万円、このために課金している。なんとしても元を取りたい。

以下がAIが作成したロードマップだ。

2. ロードマップ


フェーズ0(準備:1〜2週間)

  1. 現機能の整理と要件定義

    • LLM Gemini API連携(API Key登録で翻訳可能)

    • 投稿時に英日対訳が自動生成される仕組み

    • 不足機能の抽出(アクセス解析、課金システム、管理画面 など)

  2. プロジェクト体制と環境整備

    • Gitリポジトリ、タスク管理ツール、ステージング環境を用意

    • 小規模なテストデータ(記事数本)を用意し、翻訳の挙動を確認

まだ外部へのマーケティングは行わない
マネタイズは未実装でOK


フェーズ1(MVP開発:1〜2ヶ月)

  1. 最低限の必須機能実装

    • ユーザ認証: SNSログインかメール+パスワード

    • 記事投稿・編集・対訳生成: 記事の初回公開時に英日対訳を自動生成

    • アクセス解析の導入: Google AnalyticsまたはMixpanelでPVやユーザ行動を可視化

    • 管理画面: 運営者が投稿やユーザ情報を確認・削除できる

  2. クローズドαテスト

    • 身近な人・社内メンバーに使用してもらい、UI/UXや翻訳品質を検証

    • 具体的フィードバック(誤訳の頻度、操作のしやすさ)を収集

  3. 軽いマーケ施策

    • SNSでテスター募集: TwitterやFacebookに「英日対訳ブログプラットフォームのクローズドα参加者募集」と投稿

    • テスター数十名規模を目標にする

  4. MVPでのマネタイズの扱い

    • まだ本格収益化しない(まずは利用者を増やし、UI/UXを固める)

    • 有料プランは「近日公開予定」として予告を入れる程度


フェーズ2(β公開 & 集客強化:3〜4ヶ月目)

  1. フィードバック反映 & UI/UX改善

    • 対訳編集のしやすさ、プレビュー表示、翻訳失敗時のリトライ処理など

    • ユーザからのトップ3要望を迅速に対応

  2. アクセス解析レポート強化

    • ユーザが自分の記事PV数や地域別アクセスを確認できる

    • 運営側ダッシュボードで投稿数/翻訳リクエスト数をモニタリング

  3. マーケティング施策

    • プレスリリース: 「英日対訳を自動生成する新たなブログプラットフォームβ版」

    • Twitterキャンペーン: 「#Evameチャレンジ」ハッシュタグを作り、投稿を促す

    • 英語学習系・留学系インフルエンサーへの試用依頼: 成功事例(海外からのコメントなど)をSNSで拡散してもらう

  4. 一部有料化のテスト運用

    • 翻訳文字数制限を設け、超過分を有料プランへ誘導(例: 月額1,000円)

    • バグや課金トラブルがないかβ期間に検証


フェーズ3(正式版リリース & 収益化強化:5〜6ヶ月目)

  1. 決済システム安定化

    • Stripeなどで定期課金・解約フローを自動化

    • 法人向け請求書払いにも対応するか検討

  2. チームプラン・B2B向け拡張

    • 組織単位でのユーザ管理機能、権限設定(閲覧/編集)

    • 企業が社内向け資料や広報資料を英日バイリンガルで作成できる付加価値

  3. 本格的なマーケティング

    • オンラインウェビナー開催:「英日対訳記事で知識と物語を世界に届ける方法」

    • 広告運用テスト: Facebook/Twitter/Instagram広告を少額投下し、CTRとCVRを測定

    • 数値目標の設定: 「新規ユーザ○万人」「有料転換率○%」などを定量評価

  4. マネタイズ施策強化

    • 個人向けスタンダードプラン(月額1,000円〜)

    • 法人向けプラン(月額5,000円〜 / 翻訳量無制限 / チーム管理機能)

    • プレミアムサービス: 人力ネイティブチェック(1記事○円)


フェーズ4(多言語化 & グローバル展開:6〜12ヶ月目)

  1. 多言語対応

    • LLM Gemini API対応言語が増え次第、英日以外(中日、西日、仏日 など)へ順次拡張

    • インターフェイスも多言語化(日本語 / 英語UIの切替)

  2. コミュニティ機能強化

    • ユーザ同士のフォロー、コメント、フィードバックを促進

    • 「知識や物語の共有」を活性化し、人類の進歩に貢献するコミュニティを形成

  3. エンタープライズ営業 & 国際インフルエンサー連携

    • 大手企業や国際的団体への営業、導入事例づくり

    • 多国籍クリエイターや教育系YouTuberとのコラボ動画でサービスを紹介

3. 現在の進捗状況


今MVPは完成し、フェーズ1である。

知人に使ってもらうクローズドαは行い、大きなバグはなさそうだった。(iPhoneで記事を書くと1行目が絶対に通常のテキストになるという謎バグに悩まされているが)

つまりこの記事が、

  • SNSでテスター募集: TwitterやFacebookに「英日対訳ブログプラットフォームのクローズドα参加者募集」と投稿

の募集だ。

参加してくれる人はログインし、記事を書いたり読んだりしてフィードバックを送ってほしい。

4. 今後のマーケティングと検証方針


十分にフィードバックが得られたらフェーズ2に進み、結果をまたここに公開する。

o1 proによると

目標としては、3ヶ月で新規ユーザ1,000人、記事2,000本を目指します

らしいので、頑張らなければいけない。

5. 終わりに


このプロダクトが大きく成長すれば、異なる言語圏の人々が簡単に知識や物語を共有し、人類の進歩に貢献できると信じている。

そもそも僕がこのプロダクトを作り始めたのは、三蔵法師が探し求めた仏教の経典、三蔵を、世界中の誰もが自分の言語で読めるようにしたかったからだ。

1ヶ月後、実際にAIロードマップ通り動いてどう成果が出たか具体的な数字を公開するつもりなので、楽しみにしていてほしい。

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